XC #2 士幌、これ以上の展開があるだろうか
北海道 DoRide XCシリーズ #2 が士幌で行われました。今回のエキスパートクラスにおけるレース展開は実力伯仲で、本当に楽しめました。詳しいことはさておき、こんな↓感じでした。
応援もよく聞こえました、有難うございました。いろいろ困難な状況の中、レースを開催していただいたDoRide関係者のみなさん有難うございました。じぶんなりの渾身のレースでそれに応えたつもりです。
このXCコースは、下り部分が乾いた砂利と土で、滑りやすくなかなかスリリング。下りきると上の駐車場まで、だらだらと砂利道登り。その途中に2ヶ所ほど短い激登りがあります。最後に林の中のシングルトラックがあって、そこでは抜いたり抜かれたりはないのですが、やっぱり追いついたり、追いつかれたりという展開はあります。全体的にはそれほど難しいセクションはないと思うのですが、それぞれの選手(MTB)に得意不得意があるようで、エキパの先頭集団では、抜きつ抜かれつのレースらしいレース展開でした。
スタート、50mほどのダブルトラックから40人ぐらいが一斉にスタートしたあと、シングルトラックに入る。シングルでは抜けないので、初めのダブルの部分で、いい位置にでたいところ。
去年は、ここでかなり出遅れて、挽回するのに脚をつかってしまった。今年は左端からのスタートだったこともあるのか、それほど遅れをとらないで、スムースに下りセクションに入っていけた。すぐ近くにいた、O根さんが前に出るのがうまいので、その直後にすぐつけたのがよかったのかもしれない。
1周め、愚息はスタートで出遅れたようだが、だらだら登りの部分で追いついてきた。
その後、さらに出遅れていた◯月くんがすごい勢いで我々2人を追い抜いて行った。このときには、「ああ、今日は◯月くんの日かな」と思ったが、しばらく走っても、その後ろ姿がちらちらと見えている。いつのまにか2、3周と周回を重ねるうちに下り苦手の◯月くんに追いついてしまった。
耐久レースでは超人的な強さを誇る、K藤さんとも合流。だらだら登りが苦手な愚息と私は◯月くん、K藤さんにその部分で先行されるが、そこはなんとかくらいついて、愚息はシングルトラックと下りで挽回。わたしは、Air9のビッグホイールの特長をいかして、2ヶ所の激登り部分を利用してその3人にくらいつく。リジッドフォークなので、くだりガタガタ部分では減速やむなしだが、それ以外は下りでもAir9はかっ飛ぶ。
そうこうしているうちに、緑色のAir9が颯爽とわれわれを抜いていく。今回エキパ初参戦のはずのM田さんだ。「うわ〜、同じNinerだったんだ」とおもったが、レース中なので、当然ゆっくりMTBを眺める暇はなく、なんとかうしろにくっつかせていただいた。
4周めか、5周めの下りで◯月くんをかわした。どうもその後気配を感じなかったので、そこでちぎれてしまったらしい。
全部で7周回するのだが、なぜか6周めで絶好調になる。得意の激登り部分でK藤さんを思い切り抜いてみる。案の定、そのあと気配を感じなくなった。ああいうのをアタックって言うんでしょうね。うまれてはじめて成功しましたよ(笑)
そのあとも、謎の絶好調だったので、7周めでたれる心配はあったものの、いちかばちかぐいぐいスピードアップ(したつもり)。周回遅れの方も何人か抜いてエキパトップに躍り出る。
「おお、今日は俺の日だったのか」と思いながら、ひた走るも、背後に気配が。振り返って青が見えれば、愚息。緑が見えればM田さんだろう。
ちらっと後ろを見ると、青が見えた。愚息だ。
最終周回の最後の急坂。ここを登ればすぐにシングルトラックに入るので、先にそこへ突入したい。
が、ぎりぎり愚息にかわされてしまった。本当に、これは我が家の歴史に残るであろう(笑)親子の激闘だった。
シングル部分では愚息のスピードにぜんぜんかなわないことはわかっていた。せまいシングルで親子激闘をつづけて、2人とも落車、M田さんに漁夫の利をプレゼントするのももったいないので、今回は愚息に先に「鬼」の仲間入りをしてもらうことにした(まけおしみ 笑)。
by aero_boy | 2010-06-14 11:59 | レースを楽しむ