因縁のタイヤ

マウンテンバイクの楽しさに目覚めた頃(2008年春)、バイクをある人物に貸してもらい、2〜3ヶ月乗り回した。それもかなり大きなきっかけとなって、MTBに本格的に乗るようになった。そのとき借りたバイクについていたタイヤがKENDA KARMA26x2.1だ。かなり使い古されたタイヤだったが、十分にMTBの楽しさに目覚めさせてくれた。
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29erに乗り始めたときも、どんなタイヤを使えばいいかよく分からず、とりあえずこのKARMAから始めた。

居酒屋に入って、飲み物をオーダーするときに、「とりあえずビール」と日本人はよく言うが、それを聞いた外国人の中には、ビールのことを日本では「とりあえず」と言うらしいと勘違いした人もいるとどこかで聞いたことがある。わたしにとって、KARMAはそんな感じの「とりあえずタイヤ」でもある。

だからといって、ビールがほかのアルコール飲料より格下なのかというと、もちろんそんなことは全然ないのと同様に、この「とりあえずタイヤ」KARMAが他の、「・・・KING」とか「RACING・・・」と名前のついたレースタイヤよりも格下だとは思わない。
26インチバイクでも、29erでも、KARMA以外に色々タイヤを使ってみたが、それらと比べて、KARMAはひとことで言って、バランスのとれたタイヤだと思う。ガレ場でも、泥でも、濡れた根っこでも、雪トレイルでも、そしてロードでも、特段に不満はない。

たとえば、レースでよく使うSHWALBE ROCKETRONは、土の上を走っている分には高性能だが、トレイルへの行き帰りのロードでは、アスファルトに粘りつくみたいな乗り心地で、パッとしない。逆にHUTCHINSON PYTHONは、ハードパックの土やロードでは転がりが最高だが、ちょっとルーズな路面でバイクを傾けるとグリップ力に不足を感じてしまう。超軽量タイヤNoTube CROW を穿けば、登りが楽しくなるが、泥道下りでは地獄を見る。一長一短あって当たり前だが、そこへいくとKARMAはそういった一長一短が見当たらないタイヤだ。

2シーズン前、全国小中学生MTB大会というのに出たときも、白馬のドロドロコースだったが、試走の最後までタイヤ選択で迷ってしまい、結局普段使っているKARMAにした経験もある。それが正解だったかどうかは微妙だが、迷ってしまったときに頼れる存在であったということは間違いない。まさにKARMA(業、因縁)の名にふさわしいタイヤと言えるかもしれない。
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by aero_boy | 2012-01-28 23:49 | ホイール/タイヤ | Trackback | Comments(0)

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