知覧 (九州最南端への旅#5)

九州上陸後、2日間で200キロメートルほどサイクリングした。久しぶりのロングライドということと、2日続けて100キロ近く自転車に乗るというのは、比較的平坦な道だったとはいえ、初めての経験である。フェリーとクルマでの移動の疲れも含めて、かなりの疲労感で身体が重い。幸いなことに天気は雨である。雨が振って嬉しいというか、安心感をもつというのも、久しぶりのこと。

まっすぐ九州最南端アタックの拠点予定地に向かっても良かったが、どうみても時間が余りそうだったので、いっきに大隅半島に行かず、薩摩半島の方に足を伸ばしてみた。高速道路から降りると、北海道の道に慣れきっている身としては、なんとも曲がりくねった国道を遅々として進む。道路標識には「知覧」の文字が現れる。知覧と言えば零戦の基地があった地名だなと、とっさに思った。知覧がちかづいてくると、「特攻平和記念館」というのがあるらしい。そう、べつにこの記念館に行く事を計画して来たわけではなかったが、時間的にもタイミングよく通りかかったので、寄ってみることにした。
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「永遠のゼロ」がベストセラーであるし、去年は宮崎駿の「風立ちぬ」もあったからなのか、もちろん桜が満開で、記念館の周辺は桜並木が立派で、雨でなかったら花見をする人々もだいぶいたのではないだろうか? ひっそりした記念館なのかとおもいきや、大変な人出で、人ごみが苦手なわたしは「あ〜、やっちまったかな」と一瞬後悔した。が、この満開の桜の下で雨に濡れているゼロ戦(レプリカ)に出会えてそんな気分はあっという間に消えた。館内に展示してあった本物は、おそらく翼端の角い52型であるとおもわれる。写真撮影禁止だったので、窓のそとから眺めただけであるが。この写真のレプリカは翼端が丸く、自分好みである。実物大を目にするのは初めて。雨と人ごみということがあって、この時はじっくりと時間を掛けて鑑賞できなかったが、写真であってもいくら眺めても飽きない造形がすごい。レプリカではあるが、全身が微妙な曲線とテーパー比で構成された機体である。機体表面の微妙な凹凸と、風雪で(雪はないかな)古びたた塗装が、雨に濡れて怪しくつややかである。おまけに全身に桜の花びらをまとうという偶然。



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by aero_boy | 2014-04-14 18:11 | 日常/ポタリング | Trackback | Comments(0)

MTBのことが多いですが,自作ものやDebianなども雑多に記録に残していくブログ


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