Pocket Earthで徒歩のルートをつくる

Open Street Map(OSM)ってホントすごいですね。

その存在を知ってから半年以上が経ってしまいました。最初は、Google Map があるのに、なんでわざわざ苦労して一人ひとりが地図データを作りなおさなきゃいけないの?と思いました。しかし、localwiki やスマホGPSアプリと連携して使ってみるとOSMのもつ意味がやっと実感できて来ました。

自分で地物や道を入力して地図作っていくと、第1のユーザーは自分自身なんですが、それが世界中の人々に活用されるんですね。孤独で地味な作業が、OSMを通じて一気に世界とつながるわけです。
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オンライン地図とGPSを組み合わせた利用の仕方としては、基本的にトラックログとルートナビゲーションの2つがありますね。
トラックログというのは、スマホなどGPS端末をもって実際に通った経路を緯度経度の座標データとして記録しておいて、地図上に表示したりするものです。
自分で同じトラックをまた通るときに見たり、人にそれをblogやlocalwikiで見せたりできますね。
技術的には簡単なことなので、数多くのサイトや無料アプリが存在しているようです。

いっぽう、地図の上だけで事前に通り道を計画しておくのがルートとよばれているものです。クルマのナビもこれとおなじ仲間ですね。地図の上で、行ったことのない土地のうえに経路を描いていろいろと空想に耽ることもできます。もちろん、ナビゲーションと組み合わせれば、知らない土地でも迷うことなく歩いたり走ったりできるわけです。

地図の活用法として、ルートの方がより可能性を広げてくれる機能だとおもいます。

地図データから経路を割り出さなくてはならないので、トラックよりもルートの方が技術的に難しい計算を要します。安定して動作する無料アプリが見当たらないのも当然ですね。

OSMを使ったトラックやルート作成の両方を備えたスマホアプリはないかなと、いくつか試してみました。英語版ですが、Pocket Earth PROというアプリが、わたしの試した範囲内ではもっとも安定して使えそうです。

せっかく、時間をかけて使い方を理解したのですが、しばらく経ったらすぐに忘れそうなので、ここに備忘録として残しておきます。

例として、東町ターミナルから「とり金」という焼き鳥屋まで徒歩で行くルートをGPXデータとして作成してみます。Pocket Earth PROの中でも、もちろんルートを表示しながらナビゲーション出来るのですが、せっかくなので、Dropboxを使って、シェアするところまでやってみます。

まず、左下のメニューをタップします。
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メインメニューが英語で表示されますが、ビビらず一番左うえの「ROUTE」をタップします。
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ルートの作成画面に移ります。OVERVIEWの2行めがWalkingになっていれば徒歩ルートが作成されます。人が歩いている絵もついているので、直感的にも操作が分かりやすいですね。Walkingをえらんでおけば、高速道路などが避けてルートがつくられます。その他に自転車と自動車(最速)と自動車(最短)が選べます。クルマで高速道路を使って移動中にナビゲーションさせることもできそうです。ここではWalking(徒歩)ルートを作ってみましょう。

Add Starting Locationをタップして出発点を決める画面に移ります。
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どうやって出発点を決めるかのメニューが開きます。

読んで字のごとくな選び方が出来るわけですが、今回は一番上のSelect Item on Mapを使ってみます。OSMの地図が表示され、そのうえにあるポイントから出発点を選ぶことができます。
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ちなみに、今自分が居る場所を出発点にしたい場合には、2番めのCurrent Locationをえらびます。

地図画面になるので、東町ターミナルを探してタップで選びます。ちなみに選びたい地点がOSMに描かれていない場合には、このアプリの中でポイントとして登録しておくこともできます。いまの場合、東町ターミナルがすでにOSM上にあるので、それをタップし、右上の「+」をタップします。
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これで、出発点が確定しました。

目的地も、出発点とおなじ要領で選んでいきます。
Add Destinationをタップします。
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Starting Locationの時とおなじように、目的地の選び方のメニューに移ります。
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今回も地図上から選んでみましょう(Select Item on Map)。
ちなみに、当たり前ですが、出発点と目的地をおなじ地点に選んだらルートはできません(笑)

地図が表示されるので、目的地(とり金)を選びます。出発点の東町ターミナルの場合と違って、ポイントが単純な円で描かれているのが分かりますね。これが先に述べた、Pocket Earth PRO上で登録した地点です。まだ、とり金はOSMに描かれていなかったのです。
「+」をタップして目的地に追加します。
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これで、出発点と目的地が確定しました。ルートのなまえもUnlabeled(名無し)から、選ばれた出発点と目的地の名前に自動的に変更されます。

英語のアプリなので、メニューは英語ですが、ルートの名前やトラックログの名前なども、しっかり日本語が使えるので、日本語版をまたなくても良さそうですね。

OVERVIEW(要約)をみると、距離が2.3kmで歩いて34分ぐらいかかることなどわかります。
右上のViewをタップすると、地図上でルートをみることができます。
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この状態で、左上の▶をタップすれば地図表示とともにナビゲーションが始まります。
今回は、このルートをDropboxにアップロードして公開する方法を説明してみます。ダウンロードして無料アプリのGeographicaなどで表示すれば簡易ナビにもなるのでは?というもくろみです。

一番上のルート名「東町。。。」をタップすると、ルートメニューに戻ります。
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左上のShareをタップします。
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データのタイプをGPXに選びます。
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Emailで自分にメールしてもいいのですが、ここでは、他のアプリケーションにGPXデータを渡してみます。
Open In...をタップします。
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アプリの選択画面になります。
Open in Geographicaをえらべば、Geographicaで開けます。ちなみに、Facebookにシェアしようとすると謎のリンクが無いというメッセージで怒られます(笑)

ここでは、Dropboxをタップ。
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保存をタップすればDropboxにGPXデータがアップロードされます。
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当たり前ですが、スマホにはDropboxアプリが事前にインストールされていなければなりません。またDropboxのIDとパスワードなどの設定も済んでいることが前提です。

Pocket Earth PROを使ってルートを作成してDropboxにアップロードする方法をここに示しました。これがあれば、行ったことのない焼き鳥屋を開拓したり、未知のトレイルに挑戦したりしたくなりますね。また、出張で知らない街で仕事先を探したり、宿泊ホテルを探したりする手間も楽しみに変りそうです。オフラインでも機能するようなので、外国に行った時にも、かなり心強い味方になるのではないでしょうか。
by aero_boy | 2015-09-09 20:49 | 地図ルート

MTBのことが多いですが,自作ものやDebianなども雑多に記録に残していくブログ


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