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祖父はクルマの運転が上手かった。田舎のまちには、ほとんど自動車など走っていなかった時代だから、バスの運転手が運転が上手いのは当たり前である。それで、招集されて戦地でも、幹部のお抱え運転手をやっていたらしい。
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あるとき、いつものように幹部を載せて走っていると、自分の運転するクルマのエンジン音に混じって、敵戦闘機のエンジン音を聞き分けたらしい。よく考えると、味方戦闘機のエンジン音と敵戦闘機のエンジン音を、しかも自分の運転するクルマのエンジンのすぐそばで聞き分けるのだから、すごい耳だ。もしかしたら、すでに味方戦闘機はほとんど飛んでなかったのかもしれない。

それで、とっさにクルマを木陰に入れた。幹部には烈火の如く怒られたが、数秒後に敵戦闘機が頭上を通過すると、その軍幹部も青ざめて黙ったという。その噂は上層部連中にもひろまったらしく、祖父はつねに最上幹部の専属運転手だった。それで生き残ることができたというのである。

徹底的に一芸にこだわって、それに習熟していれば、たかがエンジンの音を聞き分けるぐらいのことでも、命を助けることもあるんだぞと言いたかったのだろう。実際に祖父一人の命どころか、わたし自身を含めてその子孫が生きているのもそのおかげである。

「永遠の0」のラスト部分での宮部の行動が、祖父に重なってしまい、わたしのなかで、よりリアルな情景となった。
by aero_boy | 2013-08-26 17:03 | 本棚 | Trackback | Comments(0)

九死一生と十死零生

このふたつは、似ているようだが、実は全く違う別物。
「永遠の0」の中で強調されていたのが印象に残る。九死一生の方も十死零生とおなじく死を覚悟しているわけだが、任務を全うしてなおかつ生きる希望が残されており、そこに向かって最大限の努力をする。軍事行動においてはよくあることで、当時の敵であったアメリカ軍とその兵士もまたそうであっただろう。
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一方、十死零生の方には、どんなに努力しようとも生きる希望はない。両者は似ているようで、根本的な違いがあるということ。十死零生の作戦を公式の軍隊がたてるなんて歴史上類がないらしい。

主人公宮部自身の生き方そのものが、そんな軍の作戦に対する抗議の意味があっただろう。そんな宮部も最後は十死零生の特攻に向かうわけだが、そのへんのミステリーは、読んでみてのおたのしみということで、割愛する。

ひとつだけ。宮部はゼロ戦のエンジンなど整備にもものすごく気を使っていた。さいごの特攻の部分でも、エンジンの音が重要な鍵になる。

それで、また思い出した。私自身の母方の祖父は、おそらく宮部よりちょっと上の世代で、わたしの顔をみては、満州、南方、シベリアの苦労話をよくしていた。苦労といっても、ちょっと自慢話っぽかった。祖父は当時めずらしく運転免許をもっており、バスの運転手だった。いまならバスの運転手はそのへんにたくさん存在するだろうし、誇り高きバスの運転手もあまり居ないかもしれない。しかし祖父は、車を運転するということに対して情熱と誇りをいだいていたようで、口癖は「音を聞いたら、だいたい何が起こっているか全部分かった」というものだった。
by aero_boy | 2013-08-26 14:10 | 本棚 | Trackback | Comments(0)

永遠の0

久しぶりに震えましたね、本を読んで。
そして面白いです。この本は。

「面白い」と評すると、なにか「おもしろ、おかしい、愉快な」と理解されるかもしれないが、わたしからすると、「面白い」は最大の賛辞のつもりです。

2013年のお盆休みに読んだ本。そのタイトルからして、内容をSFファンタジーかなにかかなと勝手に想像していた。百田尚樹という著者も知らなかった。大体、私はベストセラーの本とか全然信用していないので、それが理由で手にとって見るという事など、まずない。
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まあ、単なる天邪鬼なのかもしれない。

自分で書店から買ってきて読んだのではなく、家族がわたしより先に読んでいた。私は百田氏の別の著書「海賊と呼ばれた男」を読んでいたので、同じ著者ということで試しに読んでみたという次第。

0というのは、俗に言うゼロ戦のこと。その前に「永遠の」がつくのだから、戦闘機賛美、あるいは命を犠牲にした特攻賛美の内容かというと、私は真逆だとおもう。

今度映画にもなるそうですし、ストーリーはネット上にもごろごろ転がっているでしょうから詳しくは書きませんが、簡単に。

真珠湾攻撃にも参加したゼロ戦パイロットの主人公(宮部)は、もともと志願して戦闘機乗りになった。死をも恐れずに戦うのが仕事であり、周りも英雄的な死に憧れるような戦闘機乗りがゴロゴロいる状況で、主人公は「死にたくない」と公言する。

ちなみに余談だが、数年前に他界した、私自身の父は、この宮部より一回り年下の世代。終戦の年にはちょうど中学生だった。酒を飲んだ時に必ずと言っていいほど出てきた話が、「戦闘機乗りになって敵機を撃ち落としたかった。死ぬことなどまったく怖くなかった」というもの。典型的な軍国少年だったようだ。というよりも、学校への通学途中に、四国沖の空母から発進して、中国地方の軍港か何かを攻撃する米軍機に、その行き帰りに標的にされて命からがら毎日過ごしていた記憶があまりにも強烈だったのでしょう。直接標的にされた人間にしてみたら、恨み骨髄は当たり前かもしれない。毎日のようにそういう話を聞かされていたものだから、戦闘機乗りが死にたくないと思っているとうのは、ちょっとした衝撃だった。

余談の方がながくなってしまった。この本のストーリにもどる。宮部は凄腕の戦闘機乗りだったわけだが、海軍の無謀な作戦で(まあ大東亜戦争そのものが無謀なんでしょうけれど)まわりの戦闘機乗りがつぎつぎと死んでいく中、「死にたくない」と公言して、上官に殴られたり、部下に馬鹿にされたりしながら抜群の操縦技術と努力で生き延びた。終戦近くなると、ベテランパイロットとして、促成の特攻機乗りを育てるための教官をしていた。もちろん、宮部自身の生き方と、100%死ぬと分かっている特攻隊員を育てるその矛盾に苦しみながら。
by aero_boy | 2013-08-23 23:02 | 本棚 | Trackback | Comments(2)

炭酸水?

ドラゴンウォーターは、炭酸水と言われてますが、炭酸水になるには、二酸化炭素が加圧されて水にとけこまなくてはいけない。

天然の湧き水で、そのような状況は考えにくい。単に岩石中の鉄分を大量に含む湧き水ということではなかろうか?
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味はたしかに炭酸水にそっくり。
by aero_boy | 2013-08-20 17:20 | トレイル/山サイ | Trackback | Comments(0)

ドラゴンウォーター

その後、昇竜橋を渡って
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北限のブナ林にも行って見ましたが、すべて舗装路でちょっとがっかり。

狩場岳登山口まで林道ライド
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これまた暑かった。

最後が、ドラゴンウォーター
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表情からもわかる通り、本当に炭酸水の味がする。気泡は出てなかったので、本物の炭酸水かどうかは不明。

トレイルライドはできなかったが、なかなか興味深い場所です。
こんどは狩場岳に登山してみたい。
by aero_boy | 2013-08-17 01:27 | トレイル/山サイ | Trackback | Comments(0)

賀老高原

にも行って来ました。島牧からクルマでかなり登ります。
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全然人がいないかとおもったら、意外と観光客多い。
まずは、賀老の滝
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一応、バイクで行きましたが、全行程階段をバイク担ぎでした。
by aero_boy | 2013-08-16 20:04 | トレイル/山サイ | Trackback | Comments(0)

きゃーきゃー言いながら

花火に興じるのも、あと何年ですかね〜
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by aero_boy | 2013-08-15 21:35 | 日常/ポタリング | Trackback | Comments(0)

積丹岳

もう、この夏休みはいろいろ行き過ぎて、はるか昔のことのように感じるが、先週の6日には積丹岳登山道入り口までダブルトラックを登った。
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登り始めは涼しい顔。だがその後が30度を超える暑さの中、砂利道をひたすら5kmほど登る。そろそろ限界近いかなというところで、素晴らしい湧き水発見。
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生き返った。

そのあとは、お約束の

うに
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かに
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いくら
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そして3色丼
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財布が相当軽量化されたので、とっとと退散しました。
by aero_boy | 2013-08-15 19:59 | トレイル/山サイ | Trackback | Comments(0)

壮観

か◯で列車。
耐久だからこその偶然ですけど、小学女子が大人の列車を引くの図(笑)
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(I井さん、写真有難う御座います)
フロント29インチ、リア27.5インチホイールの79erで初参戦ですが、特に違和感を感じないところが不思議。

こちらは仮装レース?
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(I田さん、写真有難う御座います)

ニューフェイス、かえる君が
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1位でした(笑)
by aero_boy | 2013-08-13 22:05 | レースを楽しむ | Trackback | Comments(0)

みかんちゃん、再び

長沼の4時間耐久レースに参加してきました。長沼の河川敷コースは、初めて8時間耐久レースに家族で参加した思い出の地。久しぶりに行ったのでちょっと懐かしかった。

か◯でが79erデビューでした。親父のお下がりでしたが、意外と注目あつめたみたいですね。
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EBBを使って、BBの位置を最上に上げて、セットバックなしのシートピーラーでサドルを前につけたら、29erフレームでもそれなりに小学生でも乗れるポジションがつくれたかな。
目玉はー45度の可変ステム。全体的に重心も低くなるのと、前輪が26から29になったので、走破性に対する安心感が絶大。ためしに以前の百人隊長(26インチ)にまたがってみたら、細いタイヤが心細く感じるみたい。

フロントタイヤは29インチを使っているが、そのうち27.5インチを試してみるつもり。それを見越してBB位置を最上にしてある。クランク長さを165mm にすれば、なんとか27.5インチバイクとして乗れないかな。

わたしのレースの方はというと、なんと耐久ソロ初入賞。耐久マスターのK藤さん不在という事などラッキーな面も否めませんが、バイクも身体も調子はまずまずでした。ソロ参戦だったので、チームの速い選手の後ろでドラフティングさせていただくという、コバンザメ作戦が功を奏したのかな。世界戦参戦決定の尚平の後ろも1周だけだったけど楽しめた。

景品も野菜どっさりで、超ハッピーな夏休みの1日でした。
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(I田さん、写真有難う御座います)
by aero_boy | 2013-08-12 22:38 | バイク全体 | Trackback | Comments(0)

MTBどっぷりな日々を気ままに綴ります


by aero_boy